ごあいさつ

例年にない豪雪の冬が終わり、ようやく春を感じる季節となりました。
日頃より、当法人の事業運営につきまして格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

当法人は、平成9年以降、主に知的障害をお持ちの方への様々なサービス提供により地域の社会資源として事業展開を図ってまいりました(各事業の詳細につきましては、各ページをご覧ください)。これも、ご利用者様、ご家族様、関係機関の皆様からの多くのご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

当法人では、平成23年度から平成27年度までの5ヶ年計画を進めております。

その計画に基づき、昨年4月、「知的障害者更生施設かもめ苑」を障害者自立支援法のもとでの『障害者支援施設かもめ苑』として、生活介護と施設入所支援のサービスを提供する施設とし、『外ヶ浜花NET(グループホーム・ケアホーム)』では「ハイツこすもす(定員4名)」を増設し、また、『相談支援事業所あおねっと』を青森市の新青森駅近くに移転し、より相談しやすい環境といたしました。

8月からは、相談支援事業所と同じ場所に『児童デイサービスあおねっと』を立ち上げ、また、併せて青森市・五所川原市・鶴田町の日中一時支援事業も受託し、障害児の皆様へのサービス提供を行っています。

10月からは、『エコル』を多機能型事業所とし、これまでの生活訓練に加えて生活介護事業を実施し、ご利用者様のニーズにお応えできるよう努めております。

皆様のおかげをもちまして着実に事業を実施できておりますことに重ねて心より感謝申し上げます。

さて、今年度は、4月に相談支援事業や障害児支援についての法改正が行われたほか、10月には障害者虐待防止法が施行されます。当法人としても、その趣旨にしたがって、着実に取り組んでまいります。また、引き続き、経営理念に基づき、経営目標の達成に向けて事業を運営してまいります。

 

【経営理念】

(1)人権尊重と人権擁護

利用者への人権尊重と人権擁護の認識は欠けてはならないものです。人は、生まれながらにして、誰にも侵されない基本的人権を持っています。それは、一人ひとりが大切にされ、人間らしく生きることができる権利です。法人は、障害者への支援を行う事業を展開しています。その権利の尊重と擁護は、法人理念の第一とされるべきものです。人権侵害となる事案が発生しないよう努めるとともに、人権を正しく理解し、人権感覚の向上を図ってまいります。

(2)利用者本位

障害者権利条約の一般原則には「固有の尊厳、個人の自律(自ら選択する自由を含む)及び個人の自立を尊重すること」とされています。法人は、できるかぎり利用者本人の意思を尊重し、自己選択の機会を提供していきます。障害者権利条約の作成には、障害当事者が「Nothing about us without us(私たちを抜きにして私たちのことを決めないで)」という声をあげ参加しました。法人は、各事業所ごとに創意工夫し、サービスの決定、行事等の企画など様々な場面で、利用者本位の理念を尊重します。

(3)倫理法令遵守(コンプライアンス)と人材の育成
法人は、社会福祉事業を通して社会貢献を図るという使命があり、公共性が高く他の業種以上の高い倫理観が求められています。そして、その高い倫理観を持つ職員の育成を図らなければなりません。また、様々な特性を持つ利用者への直接支援を行う生活支援員、個別支援計画を策定するサービス管理責任者のほか、医療・厨房・事務などの分野においても、職員各自が自覚を持って、その専門性を向上させ、組織全体としてのサービス向上に努めていかなければなりません。法人は、単なる法令遵守にとどまらず、社会的規範や倫理を含めたコンプライアンスと人材の育成に努めてまいります。

 

【経営目標】

(1)経営改革の推進
法人は、かつての措置制度から支援費制度、障害者自立支援法と次々と変遷する状況に対応し、措置から利用契約、指導から支援、運営から経営という概念の下に組織改革・制度改革・意識改革を進めてきました。一定の成果を収めましたが、人事考課制度や職員の意識改革、財務状況の安定性という面など、さらに努力すべきことが残っています。また、現在進められている障害者制度改革に的確に対応し、その新しい法制度の下でその趣旨に沿った事業展開を行いつつ、経営基盤を整備していかなければなりません。

(2)利用者ニーズに応じた環境の整備と支援技術の向上
法人は、利用者本位の理念の下、そのニーズに応えられるよう日々努めてきました。今後ともその努力は続けていかなければなりません。さらに今後の5年間は、高齢化対策、健康管理、余暇活動の充実、地域移行や就労支援など、様々なニーズへ対応していく必要があります。限られた財源の中ではありますが、設備面での対策のほか、創意工夫や新しい活動の開拓、職員の支援技術の向上を図り、ニーズに的確に対応するよう努めてまいります。

(3)地域ネットワークの構築
法人は、経営する事業を通じて地域の社会資源として貢献していかなければなりません。各事業の特色を活かし、地域での障害者福祉の拠点としての役割を果たしていきます。かもめ苑の設立経緯から、東京都との関わりは重要です。法人の言う「地域」は単に所在地だけではなく、青森県、東京都も含まれ、これらの「地域」から必要とされる事業を展開していかなければなりません。法人が、その中核となりネットワークの構築に向け、努力していきます。また、ネットワークの構築にあたっては、地域住民の理解と協力が不可欠です。今後も地域行事への積極的な参加、地域での清掃活動の実施、地域住民との交流を図るための行事の主催等あらゆる機会を通じて、各事業所が地域に信頼され愛される存在となるように努めてまいります。

 

※各事業所の憲章・支援方針及び今年度の重点項目は各事業所のページに掲載しています。

今後とも、当法人の各事業所のご利用を、役職員一同、心よりお待ち申し上げております。各事業所へ遠慮なくご相談、お問い合わせください。

最後になりますが、皆様のますますのご健勝と、これまでと変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

平成24年4月1日

社会福祉法人 平舘福祉会

理事長 木野田 弘孜


私たち平舘福祉会も参加しています。

青森県外ヶ浜町のエコル【自立訓練
(生活訓練)/生活介護】事業所から、
活動の様子などを発信しています。


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