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ごあいさつ

令和7年度施設運営方針

 当施設は今年の4月1 日より、移転した西郷村稗返地区で新たに運営を開始します。2018年(平成30年)、当時の保護者会会長も含めた法人の役職員で、法人内に「移転検討委員会」が設立されました。その後2021年(令和3年)に東京都に移転改築の相談をさせて戴き補助金申請。翌2022年(令和4年)東京都から内示を戴いて2024年(令和6年)1月に工事着工。そしてこの度、竣工の運びとなりました。さざなみ学園の施設長として誠に光栄であり感無量です。これもひとえに法人役員、さざなみ学園保護者会のご尽力と東京都、福島県、地元西郷村等関係機関及び地域の皆様のご理解・ご協力のお陰と感謝申し上げます。
 さざなみ学園は今年度「創立40周年」を迎えます。今から遡ること40年前、東京都の都外施設として、東北では初めて福島県の西郷村に開設されました。小高い山の上に建てられたので、気軽に散歩という訳にもいかず、冬においては雪が積もるとスリップして上れない、下りれない、事故を起こしたり等、坂道に起因する様々なトラブルが発生しました。ご利用者様の居室も「2~3人部屋」、お風呂や食事等全てにおいて「集団行動」、職員においても「更衣室」「休憩室」もなく「支援員室は男女共同」等、プライバシーもないような劣悪な環境でした。今後は「平地」で「全室個室」「最新の設備」「企業内保育施設」といったご利用者様や職員にとって「暮らしやすい」「働きやすい」環境となります。そして地域の方達にとっても、「短期入所専用床6床」「地域交流スペース(多目的ホール)」「福祉避難所 ※西郷村から指定を受ける予定」といった地域福祉の拠点としての役割も担ってまいります。
 今年度の施設運営方針のテーマは、「再出発-チャレンジ-」です。新天地で新たなさざなみ学園の歴史を作るため、今までの良い部分を残しつつ、古い施設で出来なかったことにチャレンジしていきたいと思います。建物が新しくなっても働く側の意識が変わらなければ、事業が衰退していくでしょう。そうならない様、以下に掲げる「重点目標」を確実に実行していきたいと思います。新型コロナウイルス感染症が5 類に下がったといえ、昨年度はコロナのクラスター3回、インフルエンザも1回クラスターとなりました。施設を運営する上で未だ厳しい状況ですが、職員一同新しい施設・環境の中でこの難局を乗り越えて地域に開かれた施設として事業展開していきたいと思います。


1.重点目標
   (1)人権擁護・虐待防止の徹底
絶対に虐待は許されません。改正された「虐待防止の指針」に基づき、「虐待防止・人権擁護委員会」を中心に、研修等を通じて職員教育を徹底し、「不適切な支援撲滅」について学び、関わり方(対応)を検討します。
①虐待防止自己チェック表(県の知的障害者福祉協会-人権倫理委員会作成)による 「主観的評価・客観的評価」の定期調査の実施(年1回)。
②「虐待の芽(不適切支援)チェックリスト(20項目)」の中から月間目標(4つ)を掲げ、毎月、「自己評価と」と「部署内評価」を実施し、お互いに注意できる環境を構築する。
③内部研修や外部研修を通して、人権意識の高揚を図る(年複数回)。
④不適切支援に関して検証を行う(毎月)。
⑤「身体拘束の適正化のための指針」に基づき、身体拘束の定期的な見直しのための会議、職員に対し、身体拘束等の適正化のための研修を定期的に実施する。

   (2)利用者サービスの質の向上
ご利用者やご家族に対して満足のいくサービスを念頭に、「利用者主体」のサービスを心掛ける。
①新施設の運用開始
・4月1日に新施設での運用が始まった。新しい施設の設備・機能を理解し、利用者サービスに対し有効に使えるよう、システムの構築を図っていきます。
②個別支援計画の質の向上。
③意思決定支援を尊重(理解)するための学習会の開催。
※地域生活移行を尊重(理解)するための学習会の開催。
④行動支援計画作成スキルを磨く。
⑤日中の活動を保障し、潤いのある生活がおくれるよう、心身状態に応じたプログラムを整備する。

   (3)リスク管理
自然災害、感染症、情報漏洩、事故等あらゆるリスクに備え、利用者や職員の安全を保障する体制を構築する。
①毎月の防災訓練(火災・地震・風水害)。
② 神奈川県相模原市の「障害者支援施設津久井やまゆり利用者殺傷事件」を受けて、年1回の防犯訓練実施。
③ 感染症対策(マニュアル見直し・内部研修等)。
④ 個人情報セキュリティ対策の強化(定期的な検証及び見直し)。
⑤ 感染症及び災害に係るBCP(業務継続計画)の具体的内容を職員間で共有すると共に平常時の対応の必要性や緊急時の対応に係る理解の励行を図る目的で、年2回の「研修」「訓練」を実施する。

   (4)職員の資質向上と人員確保・育成。
さざなみ学園の運営を支えるのは、職員一人ひとりの福祉に携わる人間としての「倫理観」「専門的知識・技術」「気づき」です。自分の仕事に責任を持ち、自信を持って支援しなければなりません。そのために、階層別にOJT(職場を通じての研修)やOFF-JT(職務を離れての研修)を積極的に企画していきます。 人員配置は現時点で「2:1」ですが、6月に80名の定員が全て埋まると「2.5:1」になる虞があります。人材確保が難しいですが、以下に記した様々な媒体を通して良い人材を確保できるよう努め、職員面談、研修や教育・人事考課制度を使った「育成」「教育」を通し、働きやすい職場環境を作り「定着」を図っていきたいと思います。
①資格取得助成(法人研究助成制度)。
②キャリアパス支援(階層別研修)。
③人事考課の導入。
④様々な媒体(ハローワーク、学校訪問、求人広告・就職サイト、派遣・紹介等)を使った求人。
⑤研修制度の充実(OJT/OFF-JT)。
⑥施設長との定期的な面談。

   (5)サービス内容の検証・改善
① 「東京都福祉サービス第三者評価(利用者調査)」受審により、ご利用者のニーズを把握し、今後の良質なサービスにつなげる。
② 「サービス向上委員会(小委員会)」「サービス調整会議」「企画運営会議」「職員会議」「ユニット会議」「フロア会議」等での検証・改善。

   (6)ご家族との連携と深い信頼関係の構築
利用者支援において、ご家族との信頼関係は必要不可欠です。必要に応じて施設側から情報を発信し、風通しの良い関係構築を図っていく。
① 面会日(通常面会、全体連絡会、行事、懇談会等)を通して、相互の「情報交換」「交流・親睦」を深める。 ※ 現在、「新型コロナウイルス感染症」「インフルエンザ」が地域で流行している場合は設定してある「面会日」は中止にしているが、個人単位の面会は出来る限り実施していく。
② 帰省に関しては、新施設になり全室個室になったので、「新型コロナウイルス感染症」で中止となっていたバス送迎での夏期・冬期帰省を再開する。
③ 必要に応じた情報の提供(電話・郵便・ホームページ・インスタグラム・広報誌・げんき通信等)。

   (7)住環境の整備
新施設開設に伴い住環境の整備は整った。今後は新施設でユニット毎の支援を行う。穏やかな生活がおくれるよう一人ひとりの心身の状況に応じた環境を整備していく。

   (8)地域貢献事業の推進
地域に根ざした福祉事業を展開する上で、地域のニーズを把握し、「障害者支援施設:入所施設」としての機能・技術を活かしたサービスを提供する。又、備品等の貸し出しも行う。
① 地域のニーズとして「短期入所」を希望される方が増加している。新施設においては、専用床6(男女各3床)となってます。地域の方のレスパイトケア等にご利用いただければと思います。
② 近隣イベント(販売・見学等)に参加し交流を図る。
③ 備品及び施設(地域交流ホール)の貸し出し。
④ ボランティアや学生(実習生)の受入れにより、将来の福祉の担い手の育成を図る。
⑤ 「自立支援協議会」「東北南ブロック関連施設(東京都委託施設)」「関東東ブロック(東京都委託施設)」と連携して災害時の協力、地域生活移行等に関して、定期的に情報交換を行う。

さざなみ学園
施設長 佐川 滋

利用者様への虐待防止に関する指針

身体拘束等の適正化のための指針

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さざなみ学園(施設入所支援)
待機者名簿登載のご案内

障害者入所支援施設の入所希望者を募集し、待機者名簿(令和7年4月1日~令和9年3月31日)に登載します。

空床が生じた場合に、待機者名簿の中から入所者を選考します。

空床については、さざなみ学園HP等で告知します。

❖募集要項:さざなみ学園ホームページよりダウンロード願います。
※直接お問い合わせいただき、送付も可能です。

❖申し込み:直接、さざなみ学園へ

❖問い合わせ:土曜日、日曜日、祝日を除く(9:00~17:00)
 ☏0248-25-1881

≪下記のリンクからダウンロードできます≫

待機者名簿登載のご案内…(Word)
利用申込書…(Word)
フェイスシート…(Word)

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〒961-8061 福島県西白河郡西郷村大字小田倉字稗返166 番地1
障害者支援施設 さざなみ学園 TEL:0248-25-1881 FAX:0248-25-4362