設立趣旨
「向こう三軒両隣」という言葉が消えて久しい。それは地域の解体である。また、「情けは人のためならず」という言葉の本当の意味を知らない人たちも増えてきました。
そのような状況の中、介護保険制度が始まり、日本の高齢者福祉制度は様々な試練に突入しました。厚生労働省も「寝たきり〇(ぜろ)作戦」に取り組んでいますが、まだまだ高齢者を 「寝かせきり」にさせる状況が多々あり、人間らしい老後をおくれないこともたくさんあ ります。
私たちの仲間は、老人施設の見学を重ね市民運動をしてきました。その中から「ケアサロン希望」という街かどデイハウスを設立し活動をし(これは岸和田市における街かどデイハウス事業の第1号となりました。)、この運営の中から、次のステップとして見えてきた移送サービスの不備を痛感し、移送ボランティア「駅馬車」を開設しました。
これらの活動を続けていくうちに交流の輪が広がり、他の地域でボランティア活動をしている仲間(およそ3年前から「にこにこ大芝」という配食サービス活動に取り組んでいるボランティアグループの人たち)と合流し協力してきましたが、もっと効率よく多様な ニーズに応えたいという思いが高まり、このたび地域ボランティア活動の有志が集まり、法人化を目指すことになりました。
私たちは様々な活動を展開してきましたが、そのたびに多くの友や学ぶチャンスを与えられてきたことに大きな喜びを感じています。そして、この喜びを一人でも多くの人たち と共有していきたいと考える様になりました。
私たちは、地域の復活を目指し、地域作りの拠点の一つになることを願い「よりあい倶楽部」を設立しました。それはまた、未来を担う青年や子ども達にとっても、明るい展望になるはずです。私たちは真のノーマライゼーションを目指し、多くの市民とともに豊かな地域を作っていく担い手になりたいと考えています。
<2000年12月 記>
特定非営利活動法人 理事長
上野 好明